![]() 聴覚刺激装置
专利摘要:
本発明は、音刺激信号(15)を生成する刺激ユニット(11)を有する装置(100)に関する。音刺激信号(15)が患者の耳の中に取り込まれることによって、病的に同期した振動性のニューロン活動を有するニューロンの集団が刺激され、音刺激信号(15)が、少なくとも第1の周波数および第2の周波数を有し、第1の周波数もしくは第2の周波数またはその両方によって、刺激されたニューロン集団の第1のサブ集団もしくは第2のサブ集団またはその両方のニューロン活動の位相がリセットされる。 公开号:JP2011514220A 申请号:JP2011500043 申请日:2009-03-20 公开日:2011-05-06 发明作者:アーバン シュネル;ペーター タス;イェル ニーデルハウザー;ビルギット;ウタコ バルニコル;ハンス−ヨアヒム フロイント;オレクサンデル ポポビッチ;ジーン−クリストファ ローレット 申请人:アーエヌエム アダプティブ ニューロモデュレーション ゲーエムベーハー;フォースチュングスヌートラム ユーリッヒ ゲーエムベーハー;ユニヴァーシタット ツ ケルン; IPC主号:A61F11-00
专利说明:
[0001] 本発明は、聴覚刺激装置および方法に関する。] 背景技術 [0002] 数多くの神経系疾患および精神病においては、ニューロン活動の過度な同期化(synchronization procedures)が脳内に存在し、この同期化は大脳機能に対して極めて強い悪影響を及ぼす。耳鳴りは、このような病気である。耳鳴りとは、耳内の音を意味し、ほとんどの場合には高音であるが、場合によってはノッキング(knocking)、脈動性、または拍動性を伴う。耳鳴りは、不安な感覚の形として一般的に見られる病気であり、多くの患者にとって苦痛である。このような病気に現在利用できる治療法としては、例えば、薬物療法と、脳深部刺激法が挙げられる。] 先行技術 [0003] ''Tonotopic organization of the human auditory cortex as detected by BOLD-FMRI'' by D. Bilecen, K. Scheffler, N. Schmid, K. Tschopp and J. Seelig (published in Hearing Research 126, 1998, pages 19 to 27) ''Representation of lateralization and tonotopy in primary versus secondary human auditory cortex'' by D. R. M. Langers, W. H. Backes and P. van Dijk (published in NeuroImage 34, 2007, pages 264 to 273) ''Reorganization of auditory cortex in tinnitus'' by W. Muhlnickel, T. Elbert, E. Taub and H. Flor (published in Proc. Natl. Acad. Sci. USA 95, 1998, pages 10340 to 10343)] 課題を解決するための手段 [0004] このような背景において、請求項1による装置、請求項20による方法、請求項21による装置、および請求項25による方法を開示する。本発明の有利な発展形態および変形形態は、従属請求項に開示されている。] [0005] 以下では、本発明について図面を参照しながら例示的にさらに詳しく説明する。] 図面の簡単な説明 [0006] 例示的な実施形態による装置100の概略図を示している。 周波数f1,f2,f3,f4の正弦波振動の図を示している。 矩形関数によって振幅変調された正弦波振動の図を示している。 さらなる例示的な実施形態による装置400の概略図を示している。 さらなる例示的な実施形態による装置500の概略図を示している。 さらなる例示的な実施形態による装置600の概略図を示している。 さらなる例示的な実施形態による装置700の概略図を示している。 さらなる例示的な実施形態による装置800の概略図を示している。 さらなる例示的な実施形態による装置900の概略図を示している。 聴覚刺激法の概略図を示している。 さらなる聴覚刺激法の概略図を示している。 さらなる聴覚刺激法の概略図を示している。 さらなる聴覚刺激法の概略図を示している。 さらなる聴覚刺激法の概略図を示している。 変調信号の生成の概略図を示している。 変調信号の生成の概略図を示している。] 実施例 [0007] 図1は、装置100を概略的に示しており、装置100は、制御ユニット10と、制御ユニット10に接続されている刺激ユニット11とから成る。図1は、さらに、患者の耳12と、患者の脳の聴覚野13とを、概略的に示している。] 図1 [0008] 刺激ユニット11は、装置100の動作時、制御ユニット10によって1つまたは複数の制御信号14を通じて作動し、刺激ユニット11は、制御信号14を用いて1つまたは複数の音刺激信号15を生成する。音刺激信号15の周波数スペクトルは、その全体または一部が人間の可聴範囲内にあるようにすることができる。音刺激信号15は、患者によって片方または両方の耳12を通じて取り込まれ、1つまたは複数の蝸牛神経16を介して脳内のニューロンの集団(neuron populations)に伝達される。音刺激信号15は、聴覚野13におけるニューロン集団を刺激するように生成されている。音刺激信号15の周波数スペクトルには、少なくとも第1の周波数f1および第2の周波数f2が存在する。音刺激信号15は、追加の周波数または混合周波数(frequency mixture)をさらに含んでいることができ、図1に示した例示的な実施形態においては、これらは第3の周波数f3および第4の周波数f4である。] 図1 [0009] 装置100は、特に、神経系疾患および精神病の治療に使用することができ、例えば、耳鳴り、偏頭痛、さまざまな形態および原因の頭痛(例:群発頭痛)、三叉神経痛、睡眠障害、神経ボレリア症の場合における神経痛および頭痛、注意欠陥障害(ADS)、注意欠陥多動性障害(ADHS)、神経症、強迫神経症、鬱病、躁病、統合失調症、腫瘍、不整脈、嗜癖障害、ブラキシズム(夜間の歯ぎしり)、摂食障害、その他の病気である。] [0010] 上に挙げた病気は、特定の回路内に結合されている神経回路網の生体電気による伝達の障害に起因することがある。この場合、ニューロン集団は、病的なニューロン活動、場合によっては病気に関連付けられる病的な結合性(網構造)を絶え間なく発生させる。このプロセスにおいては、多数のニューロンが同時に活動電位を形成し、すなわち、関与するニューロンが過度に同期して発火する。さらには、病的なニューロン集団は振動性のニューロン活動を示し、すなわち、ニューロンは律動的に発火する。上に挙げた病気の場合、影響を受ける神経回路網の病的な律動的活動の平均周波数は、およそ1〜30Hzの範囲にあるが、この範囲外であることもある。健康な人では、ニューロンの発火は質的に異なる(例えば制御されない)。] [0011] 刺激ユニット11によって生成された音刺激信号15は、内耳において神経インパルスに変換され、蝸牛神経16を介して聴覚野13に伝達される。聴覚野13の周波数特定性配置(tonotopic arrangement)とは、内耳が特定の周波数の音によって刺激された場合に聴覚野13の特定の部分が活性化されることを意味する。聴覚野の周波数特定性配置については、例えば、非特許文献1、非特許文献2、および非特許文献3に記載されている。] [0012] 図1による例においては、音刺激信号15は、病的に同期した振動性の活動を有する聴覚野13におけるニューロン集団を刺激するように生成される。刺激を開始する前、ニューロン集団は、少なくとも、さまざまなサブ集団(特に、図1に示したサブ集団17,18,19,20)に分割されているものと考えることができる。刺激を開始する前、すべてのサブ集団17〜20のニューロンは、大部分が、平均すると同じ病的な周波数で同期して発火する。聴覚野13の周波数特定性配置のため、第1のサブ集団17が第1の周波数f1によって刺激され、第2のサブ集団18が第2の周波数f2によって刺激され、第3のサブ集団19が第3の周波数f3によって刺激され、第4のサブ集団20が第4の周波数f4によって刺激される。音刺激信号15による刺激によって、サブ集団17〜20それぞれにおける刺激されたニューロンにおいてニューロン活動の位相の初期化、いわゆるリセットがもたらされる。リセットによって、刺激されたニューロンの位相が、現在の位相値とは無関係に特定の位相値(例:0゜)に設定される。したがって、病的なサブ集団17〜20のニューロン活動の位相が、標的方式での刺激(targeted stimulation)によって制御される。] 図1 [0013] 聴覚野13が周波数特定性配置であることと、音刺激信号15に複数の周波数f1〜f4が含まれている結果として、病的なニューロン集団を、複数の異なる部位17〜20において標的方式で刺激することができる。異なるタイミングで周波数f1〜f4を印加することにより、異なる刺激部位17〜20における病的なニューロン集団のニューロン活動の位相を、異なるタイミングでリセットすることが可能になる。結果として、病的なニューロン集団(集団内のニューロンはそれまでは同期して活性化され周波数および位相が同じであった)がサブ集団17〜20に分割される。サブ集団17〜20それぞれの中では、ニューロンは依然として同期しており、平均すれば依然として同じ病的な周波数で発火するが、サブ集団17〜20それぞれは、関連付けられる周波数f1〜f4による刺激によって強制されたニューロン活動による位相を有する。] [0014] ニューロン間の病的な相互関係のため、少なくとも2つのサブ集団として見たときの状態(刺激によって発生した状態)が不安定であり、ニューロン集団全体としては、完全な脱同期(desynchronization)の状態(ニューロンは無相関に発火する)に急速に近づく。したがって、望ましい状態(すなわち、完全な脱同期)は、刺激ユニット11によって音刺激信号15を印加した直後には得られないが、通常では、病的な活動の2〜3周期以内、場合によっては1周期以内に、そのような状態になる。] [0015] 上述したタイプの刺激では、最終的に望ましい脱同期は、ニューロン間の病的に増大した相互関係によって可能となっている。この場合、病的な同期の原因である自己組織化プロセスが利用される。集団全体が、位相の異なるサブ集団に分割され、自己組織化プロセスによって脱同期がもたらされる。] [0016] さらには、装置100による刺激によって、機能不全の神経回路網の結合性を再組織化することができ、したがって、持続する(音刺激よりも大幅に持続する)治療効果をもたらすことができる。] [0017] 聴覚野13を、異なる部位(例えば、図1に示した部位またはサブ集団17〜20)において局所的に刺激するためには、関連付けられる周波数f1、f2、f3、f4の純音を発生させなければならない。聴覚野13の周波数特定性配置の結果として、関連付けられるさまざまな純音f1〜f4を同時に発生させることによって、すなわち、さまざまな正弦波振動を重ね合わせることによって、脳の異なる部分が刺激される。4つの異なる部位17〜20が、例えば異なるタイミングで刺激されるようにする場合、4つの異なる周波数f1〜f4をそれぞれのタイミングで印加する。図2は、この状況を例示的に示してある。この場合、周波数f1=1000Hz、f2=800Hz、f3=600Hz、f4=400Hzの正弦波振動が連続的にパルスとして印加され、これによって、聴覚野13の4つの異なる部位17〜20が連続して局所的に刺激される。正弦波振動それぞれによって生じる、聴覚野13の各領域の刺激の強さは、正弦波振動それぞれの振幅に対応する。] 図1 図2 [0018] 図3は、図2に示した正弦波振動パルスの生成を例示的に示している。正弦波振動21に矩形関数22(例えば、値0または値1をとることができる)を乗算する。矩形関数22が値0をとるとき、関連付けられる刺激がオフになり、矩形関数22が1に等しい間、刺激がオンになる。正弦波振動21には矩形関数22ではなく他の任意の関数を乗算することができる。結果として、この乗算は正弦波振動21の振幅変調に相当する。] 図2 図3 [0019] 上述した正弦波振動の代わりに、信号形式の異なる振動信号(例えば、対応する基本周波数で振動する矩形信号)を利用して、音刺激信号15を生成することもできる。] [0020] 局所的な刺激ではなく、聴覚野13の比較的大きな部分を活性化する非局所的刺激が行われるようにする場合、個々の周波数の代わりに、混合周波数を例えばパルスとして印加する。下限周波数flowerおよび上限周波数fupperを境界とする混合周波数を使用することで、周波数特定性配置によって、flower〜fupperの範囲の周波数によって刺激される聴覚野13の部分すべてが刺激される。例えば、聴覚野13の4つの比較的大きな異なる領域が異なるタイミングで刺激されるようにする場合、fjlower〜fjupper(j=1,2,3,4)を境界とする4つの関連付けられる混合周波数を、それぞれ望ましいタイミングで印加する。] [0021] 装置100は、一例として、いわゆる「開ループ」モードで動作させることができ、このモードでは、決められた刺激時間の間(例えば数時間の間)、設定された音刺激信号15が発生するように、制御ユニット10が刺激ユニット11を作動させる。さらには、図4に示した装置400が形成されるように装置100を構成することもでき、装置400は、いわゆる「閉ループ」システムを構成している。装置400は、図1における構成要素に加えて測定ユニット23も含んでおり、測定ユニット23は、患者において記録される1つまたは複数の測定信号24を生成し、この信号を制御ユニット10に送信する。測定ユニット23によって記録される測定信号24に基づいて、制御ユニット10が刺激ユニット11を作動させるようにすることができる。測定ユニット23は、非侵襲的センサ(例えば、脳波検査(EEG)電極、脳磁図(MEG)センサ、加速度計、筋電図(EMG)電極、あるいは血圧、呼吸、または皮膚抵抗を調べるセンサ)を含んでいることができる。さらには、1つまたは複数のセンサの形での測定ユニット23を、患者の身体に埋め込むことができる。一例として、皮質上の電極、皮質内の電極、または皮下電極を、侵襲的センサとして使用することができる。特に、測定ユニット23は、刺激する標的領域またはそこに結合されている領域における生理的活動を測定する目的に使用することができる。] 図1 図4 [0022] 制御ユニット10と測定ユニット23の相互動作に関して、さまざまな変形形態が可能である。一例として、制御ユニット10は、実際の要求条件に基づく刺激(demand-driven stimulation)を行うことができる。これを目的として、制御ユニット10は、1つまたは複数の病的な特徴の存在もしくは発生またはその両方を、測定ユニット23によって記録される測定信号24に基づいて検出する。一例として、ニューロン活動電位の振幅または大きさを測定し、所定のしきい値と比較することができる。所定のしきい値を超えた時点で聴覚野内の1つまたは複数の標的領域の刺激がただちに開始されるように、制御ユニット10を構成することができる。さらには、音刺激信号15のパラメータ(例えば、各正弦波振動の振幅、連続する刺激の間の中断)を、病的な特徴の発生に基づいて制御ユニット10によって設定することができる。一例として、1つまたは複数のしきい値を設定することができ、測定信号24の振幅または規模が特定のしきい値を上回る、または下回った場合に、制御ユニット10は、音刺激信号15の特定のパラメータ(例えば、音刺激信号15を構成している1つまたは複数の正弦波振動の振幅)を変化させることができる。] [0023] さらには、測定ユニット23によって記録された測定信号24が、そのまま、あるいは必要な場合には1つまたは複数の処理ステップの後、音刺激信号15に変換され、刺激ユニット11に供給されるようにすることができる。一例として、測定信号24を増幅し、必要な場合には時間遅延との数学的な合成(例えば測定信号を混合する)と、線形もしくは非線形またはその両方の合成ステップの後、制御信号として、刺激ユニット11の制御入力に供給することができる。この場合、合成モードは、病的なニューロン活動がリセットされ、病的なニューロン活動が減少するにつれて音刺激信号15も同様に消える、または少なくとも強さ(振幅)が大幅に減少するように、選択する。] [0024] 図5は、図1に示した装置100の発展形態である装置500を概略的に示している。装置500の構成要素はいずれも埋め込む必要がなく、したがって、装置500の全体が患者の身体の外側に位置している。さらには、装置500は、実際の要求条件に基づいて刺激を変化させる目的で、センサによって測定される信号を使用しない。装置500における刺激ユニット11として、耳栓30によって囲まれている音源(スピーカ)を使用する。耳栓30は、患者の耳12の外耳道の中に挿入され、保持器またはその他の適切な機械的補助具を使用して、または使用せずに耳12に取り付けられる。制御ユニット10(音源を作動させる)と、装置500の電気的構成要素に電流を供給するためのバッテリまたは充電式バッテリとを、1つまたは複数の個別のユニット31に格納することができる。ユニット31は、機械的固定具(例:保持器)によって耳栓30に結合することができる。接続ケーブル32は、耳栓30を制御ユニット10およびバッテリに接続している。] 図1 図5 [0025] これに代えて、制御ユニット10およびバッテリを含んでいるヘッドフォンを、耳栓30の代わりに使用することもできる。装置500は、操作ユニット(例えば、電源投入ボタン、コントロールダイアル)を通じて患者によってオンにすることができ、操作ユニットは、ユニット31に取り付けられている、または耳栓30に直接取り付けられている。コントロールダイアルは、例えば刺激の最大強さを設定する目的に使用することができる。装置500は、上述した構成要素に加えて、制御媒体33を備えていることができ、制御媒体33は、例えば、無線式(例:電波によって)または接続ケーブルによって、制御ユニット10に接続されている。ケーブルによって接続する場合、接続および取り外すためのプラグ接続を使用することができる。] [0026] さらには、装置500は、例えば医療従事者によって動作させることのできる追加の制御媒体(図示していない)を備えていることもでき、この制御媒体は、無線式または接続ケーブルによって制御ユニット10に接続されている。ケーブルによって接続する場合、接続および取り外すためのプラグ接続を使用することができる。] [0027] さらには、刺激の成功を記録あるいは文書化したり、医療実施者が調べることができるようにする目的で、1つまたは複数のセンサ(例えば、EEG電極、加速度計)を設けることができる。] [0028] 図6〜図9は、装置400の発展形態としての装置600、装置700、装置800、装置900を、概略的に示している。装置600〜装置900のそれぞれは測定ユニット23を備えており、測定ユニット23によって、実際の要求条件に基づく制御を行う、もしくは測定信号24を刺激ユニット11にフィードバックする、またはその両方を行うことができる。この場合、装置600および装置700は、非侵襲的なバリエーションであるのに対して、装置800および装置900は、その一部分が患者の身体の中に埋め込まれる。装置600〜装置900は、装置500と同様に、音源を有する耳栓30またはヘッドフォンを備えている。] 図6 図7 図8 図9 [0029] 図6に示した装置600は、装置500の上述した構成要素に加えて、皮膚上の(すなわち患者の皮膚に取り付けられる)EEG電極34を備えており、この電極34は、接続ケーブル35,36を介してユニット31の中の制御ユニット10に接続されている。制御ユニット10は、EEG電極34によって測定される電位差を増幅し、オプションとしての線形または非線形の合成の後、この電位差を使用して、耳栓30の中の音源を作動させる。接続ケーブル35,36の代わりとして、EEG電極34をワイヤレスで(すなわち無線式に)制御ユニット10に接続することもできる。その場合の利点として、患者は接続ケーブルによって動きが制約されず、例えば障害物に引っかかることがない。] 図6 [0030] 図7に示した装置700は、EEG電極の代わりに、測定ユニットとして加速度計37を有する。加速度計37は、病気のために震えている患者の手または足に、例えば時計のように取り付けられる。加速度計37によって記録された加速度信号は、制御ユニット10において増幅され、オプションとしての線形または非線形の合成の後、耳栓30の中の音源を作動させるために使用される。加速度計37は、無線式または接続ケーブルによって制御ユニット10に接続することができる。] 図7 [0031] 図8は、侵襲的なバリエーションを示している。図示した例示的な実施形態においては、装置800は、測定ユニットとしての1つまたは複数の皮下埋込型電極38と、接続ケーブル39と、送受信ユニット40とを備えており、これらは、患者の身体の中として、頭皮41の下、頭蓋骨42の外側に埋め込まれている。送受信ユニット43は患者の身体の外側に存在し、ユニット31およびその中に配置されている制御ユニット10に接続ケーブル44を介して接続されている。電極38によって記録された測定信号24は、送受信ユニット40,43を介して制御ユニット10に送信され、送受信ユニット40,43は、例えば、それぞれがコイルとして実施されており、両ユニット間で信号および電力を双方向にワイヤレス送信することができる。電極38によって測定された電位差は、制御ユニット10において増幅され、オプションとしての線形または非線形の合成の後、耳栓30に一体化されている音源を作動させるために使用される。] 図8 [0032] 図9は、さらなる侵襲的バリエーションを概略的に示している。皮質上に埋め込まれた1つまたは複数の電極45は、図示した装置900における測定ユニットとしての役割を果たす。「皮質上に」とは、「大脳皮質上に位置している」を意味しており、図9には、両方の脳半球の大脳皮質46,47を説明を目的として概略的に示してある。制御ユニット10は、皮質上に埋め込まれた電極45によって測定される電位差を増幅して、オプションとしての線形または非線形の合成の後、この電位差を使用して耳栓30の中の音源を作動させる。] 図9 [0033] 図9に示した皮質上の電極45は、例えば、皮質内の電極(図示していない)に置き換えることもできる。] 図9 [0034] さまざまな形態として構成されている測定ユニット23(すなわち、EEG電極34、加速度計37、電極38、または電極45)によって記録される測定信号は、後からさらに詳しく説明するようにフィードバック制御に使用することができ、作動信号として音源に供給することができる。あるいは、測定信号24に基づいて、実際の要求条件に基づく制御を行うことができる。ニューロンサブ集団のニューロンの位相をリセットすることを目的とする刺激の場合、刺激方法の特定のパラメータ(例えば、刺激の強さ、刺激の持続時間)を、測定信号24を用いて設定することができる。以下では、実際の要求条件に基づくこのタイプの制御について、図10〜図12を参照しながら詳しく説明する。] 図10 図11 図12 [0035] 病的な同期および振動状態にあるニューロン集団のサブ集団のニューロン活動の位相をタイミングをずらせてリセットすることによって、ニューロン集団全体の脱同期を達成する方法について、例示を目的として4つの周波数f1〜f4を使用して以下に説明する。4つの周波数f1〜f4は、単に例示を目的としており、すなわち、刺激する目的には任意の別の数の周波数または混合周波数を使用できることを理解されたい。周波数f1〜f4は、それぞれが聴覚野13の特定の領域17〜20を刺激するように選択されている。これによって、上述したように病的なニューロン集団をサブ集団17〜20に分割することができる。刺激の後にサブ集団17〜20が異なる位相を有するようにする目的で、周波数f1〜f4を、例えばタイミングをずらせて印加することができる。] [0036] 上述した目的に適しており、例えば装置100〜装置900の1つによって実行することのできる刺激方法は、図10に概略的に示してある。] 図10 [0037] 図10の上側の4段には、それぞれ周波数f1、f2、f3、f4の4つの正弦波振動を、時間tに対してプロットしてある。音刺激信号15は、図示した正弦波振動から形成する。4つの正弦波振動に矩形関数を乗算して、正弦波振動パルスを生成する。正弦波振動パルスそれぞれは、周波数fstimで周期的に繰り返されている。周波数fstim=1/Tstimは、1〜30Hzの範囲、特に、5〜20Hzの範囲とすることができるが、より小さい値、またはより大きな値をとることもできる。このような一連の正弦波振動パルスは、音刺激信号15として印加されるならば、それぞれによって刺激される病的なニューロンサブ集団17,18,19,20のニューロン位相をリセットするのに適している。この場合、位相は、1ないし2〜3のパルスの後に必ずしもリセットされず、各サブ集団17,18,19,20のニューロン位相をリセットするためには、図10に示した正弦波振動パルスが特定の数だけ必要である。] 図10 [0038] 一例として、周波数fstimは、標的回路網の病的に律動的な活動の平均周波数に近い値とすることができる。神経系疾患および精神病の場合、平均周波数は、一般には1〜30Hzの範囲にあるが、この範囲外であることもある。耳鳴りの場合、過度に同期したニューロン活動が、例えば1.5〜4Hzの周波数範囲内に存在する。ただし、病的なニューロンが同期して発火する周波数は、通常では一定ではなく変動することがあり、さらには、患者ごとに差があることに留意されたい。] [0039] 周波数fstimを計算する目的で、例えば、患者の病的に律動的な活動の平均ピーク周波数を求めることができる。このピーク周波数を、刺激周波数fstimとして使用する、または、例えば、(fstim−3Hz)〜(fstim+3Hz)の範囲内で別の周波数を使用することができる。しかしながら、これに代えて、あらかじめ測定を行わずに周波数fstimを1〜30Hzの範囲内で選択し、刺激中に、刺激の効果が最大である周波数fstimが見つかるまでその周波数を変化させることも可能である。さらなる代替方法として、それぞれの病気について文献に記載されている既知の値を、刺激周波数fstimに使用することができる。必要であれば、例えば最適な刺激結果が得られるまで、この値をさらに変化させることができる。] [0040] 正弦波振動パルスの持続時間、すなわち、この変形形態においては矩形関数が値1をとる時間期間は、例えば、Tstim/2とすることができる。この場合、各周波数が刺激として作用する時間期間と、それに続く刺激の中断は、同じ長さである。しかしながら、刺激の別の持続時間を選択する、例えば、(Tstim/2−Tstim/10)〜(Tstim/2+Tstim/10)の範囲内で選択することができる。それ以外の刺激時間も可能であり、例えば、図11および図12に示した刺激においては、刺激の持続時間がTstim/4である。刺激の持続時間は、例えば、実験的に求めることができる。] 図11 図12 [0041] 図10に示した変形形態によると、個々の周波数f1〜f4は、個々の周波数f1〜f4の間に時間遅延が含まれるように生成する。一例として、異なる周波数を有する、時間的に連続するパルスの先頭を、時間τだけオフセットさせることができる。] 図10 [0042] 刺激するためにN個の周波数が使用される場合、連続する2つのパルスの間の時間遅延τは、周期Tstim=1/fstimのおよそ1/Nとすることができる。したがって、図10に示した例示的な実施形態(N=4)においては、時間遅延τはTstim/4である。連続する2つの正弦波振動パルスの間の時間遅延τの指定値であるTstim/Nは、特定の長さだけ異なる値とすることができる。一例として、時間遅延τの値Tstim/Nから、最大±10%、最大±20%、または最大±30%異なる値とすることができる。このような指定値とは異なる値の場合にも、依然として刺激の有効な効果が得られた、すなわち、依然として脱同期効果が観察された。] 図10 [0043] 音刺激信号15は、周波数f1〜f4の周期的な正弦波振動パルスを重ね合わせることによって形成される。この場合、個々の正弦波振動パルスを、例えば線形または非線形に合成することができる。すなわち、音刺激信号15を形成する目的で、個々の周波数f1〜f4の正弦波振動を必ずしも同じ振幅で合成しなくてもよい。図10の下側は、4つの異なる時刻t1、t2、t3、t4における音刺激信号15の周波数スペクトルを例示的に示している。図示した周波数スペクトル、特に、周波数ピークの高さおよび形状は、単に例示を目的としており、まったく異なる形状を有することもできることを理解されたい。図示した周波数スペクトルを詳細に見れば明らかであるように、時刻t1においては、音刺激信号15には周波数f1のみが現れる。時刻t2においては周波数f3および周波数f4が現れる。時刻t3においては、周波数f2〜周波数f4が現れる。時刻t4においては、周波数f2および周波数f3が現れる。] 図10 [0044] 代替の変形形態によると、周波数f1〜f4の代わりに、fjlowerおよびfjupper(j=1,2,3,4)を境界とする4つの混合周波数を使用する。混合周波数jには、fjlower〜fjupperの範囲内の任意の数の周波数を存在させることができる。] [0045] さらなる代替変形形態によると、正弦波振動の振幅を変調する目的に、矩形関数の代わりに別の関数、例えば、f1〜f4より低い周波数を有する正弦半波を使用する。一例として、変調関数として三角波パルスを使用することがさらに可能である。このようなパルスは、垂直な立上り(0から1)を有し、その後に0まで減少することができ、減少は、例えば線形関数または指数関数によって与えることができる。変調関数は、個々のパルスの包絡線の形状を最終的に決める。] [0046] 図11は、図10に示した刺激を、比較的長い期間にわたって示している。図11は、個々の正弦波振動(周波数f1=1000Hz、f2=800Hz、f3=600Hz、f4=400Hz)を示しておらず、それぞれの長方形の包絡線のみを示している。さらには、図11は、例えば測定ユニット23によって記録される測定信号24を示しており、この測定信号は、刺激の前および刺激中の聴覚野におけるニューロン活動を表している。この例の場合、周期Tstimは、1/(3.5Hz)=0.29秒である。] 図10 図11 [0047] 刺激は、時刻tstartにおいて開始される。測定信号24(本例においては帯域通過フィルタリングされている)から推測できるように、刺激を開始する前には聴覚野におけるニューロンは同期した振動的な活動を有する。刺激を開始して短時間の後には、標的領域における病的に同期したニューロン活動がすでに抑制されている。] [0048] 図10および図11に示した厳密に周期的な刺激パターンを基本として、さまざまなバリエーションを導入することができる。一例として、連続する2つの正弦波振動パルスの間の時間遅延τは、必ずしもつねに同じ大きさでなくてもよい。個々の正弦波振動パルスの間の時間的な隔たりは、互いに異なる値に選択されるようにすることができる。さらには、患者の治療中に遅延時間を変化させることもできる。生理信号のランタイムに対して遅延時間を調整することもできる。] 図10 図11 [0049] さらには、音刺激信号15の印加時、中断を設けることができ、中断の間は刺激が存在しない。中断の持続時間は任意の長さとして、特に、周期Tstimの整数倍であるように選択することができる。中断は、任意の回数の刺激の後に配置することができる。一例として、N個の連続する周期Tstimにわたって刺激を実行した後、M個の連続する周期Tstimにわたって刺激を中断することができ、この場合、NおよびMは小さな整数(例えば、1〜15の範囲)である。このパターンを、周期的に継続する、あるいは、確率的もしくは決定論的に、またはその両方によって(例:無秩序に)、変化させることができる。] [0050] 図12は、このような刺激を示している。この場合、N=2、M=1である。それ以外に関して、刺激は図11に示した刺激に一致する。] 図11 図12 [0051] 図10に示した厳密に周期的な刺激パターンからのバリエーションとしてのさらなるオプションは、周波数fjの連続するパルス、またはfjlower〜fjupper(j=1,2,3,4)を境界とする混合周波数の間の時間的隔たりを、確率的もしくは決定論的に、またはその混合型として変化させることである。] 図10 [0052] さらに、関連する周波数fj、またはfjlower〜fjupperを境界とする混合周波数を印加する順序を、各周期Tstimの間に(またはそれ以外の時間間隔の間に)変化させることができる。この変化は、確率的もしくは決定論的に、またはその混合型とすることができる。] [0053] さらには、各周期Tstim(または別の時間間隔の間に)の間に、周波数fj、またはfjlower〜fjupperを境界とする混合周波数の特定の数のみを印加することが可能であり、さらには、刺激に含まれる周波数fj、またはfjlower〜fjupperを境界とする混合周波数を、各時間間隔の間に変化させることができる。この変化も、確率的もしくは決定論的に、またはその混合型とすることができる。] [0054] 上述した刺激信号により、異なる刺激部位における病的なニューロン集団のニューロン活動の位相が、異なるタイミングでリセットされる。これによって、病的なニューロン集団(集団内のニューロンはそれまでは同期して活性化され周波数および位相が同じであった)が、複数のサブ集団に分割され、これにより最終的に脱同期につながる。] [0055] 上述した刺激の形態は、いずれも「閉ループ」モードで実行することもできる。個々のサブ集団の位相をリセットする処理に、例えば、実際の要求条件に基づく制御を組み合わせることができる。一例として、しきい値を設定することができ、測定信号24の振幅がしきい値を上回る、または下回った場合に、刺激を開始する、または刺激を中断することができる。さらには、特定の刺激パラメータ(例えば、刺激信号の振幅/強さ、刺激の持続時間)を、測定信号24の振幅(例えば刺激を中断している間に記録することができる)に基づいて、設定することができる。] [0056] さらには、周波数fstimを、(必要な場合には帯域通過フィルタリングされた)測定信号24の平均周波数に基づいて、設定または再調整することが可能である。] [0057] さらには、患者が、例えば無線式に作動させることによって刺激を開始することが可能である。この場合、患者は、決められた時間期間(例えば5分)の間、刺激を有効にする、または、患者が自主的に刺激を開始および停止させることができる。] [0058] 以下では、「閉ループ」刺激のさらなる変形形態について説明し、この変形形態は、例えば、図4に示した装置400によって、または装置600〜装置900の1つによって、実行することができる。すでに前述したように、測定ユニット23によって記録される測定信号24を使用して制御信号14を生成することができ、この制御信号14によって刺激ユニット11を作動させる。この場合、測定信号24は、直接的に、あるいは必要であれば1つまたは複数の処理ステップの後に、音刺激信号15に変換することができ、刺激ユニット11によって音刺激信号15を印加することができる。この場合、合成モードは、病的なニューロン活動がリセットされて、病的なニューロン活動が減少するにつれて音刺激信号15も同様に消える、または少なくとも強さが大幅に減少するように、選択する。] 図4 [0059] 測定信号24が刺激ユニット11の制御入力に供給される前に、測定信号24を線形処理または非線形処理することができる。一例として、測定信号24に対して、フィルタリングする、増幅する、時間遅延を組み入れる、別の測定信号24と混合する、のうちの1つ以上を行うことができる。さらには、測定信号24、または処理された測定信号24によって、可聴範囲の周波数の正弦波振動の振幅を変調することができ、その後、振幅変調された正弦波振動を、音刺激信号15またはその一部として、音源によって印加することができる。] [0060] 正弦波振動または別の波動の振動の振幅を変調するのに、測定信号24全体を使用する必要はない。一例として、測定信号24または処理後の測定信号24の一部(例えば、特定のしきい値より上、または下に位置している部分)のみを、この目的に使用するようにすることができる。図13は、このような振幅変調を例示的に示している。図13の上段のグラフは、帯域通過フィルタリングされた測定信号24を時間tに対してプロットしている。さらに、刺激の開始時刻tstartを示してある。中段のグラフは、測定信号24から得られる変調信号50を示している。変調信号50を生成する目的で、測定信号24が非線形に処理されており、測定信号24または処理後の測定信号24の負の値すべてが0に設定されている。さらには、変調信号50は、測定信号24と比較して時間遅延を有する。次に、このようにして得られた半波信号50に、周波数f1=1000Hzの正弦波振動を乗算した。変調信号50は、短い時間間隔について図13の下段のグラフに示したように、正弦波振動の包絡線となっている。次に、これによって得られる振幅変調された正弦波振動を刺激ユニット11に供給し、音源によって音刺激信号15に変換する。] 図13 [0061] 1つの周波数の正弦波振動の代わりに、聴覚野のどの部位に脱同期をもたらすのかに応じて、可聴周波数範囲の正弦波振動(または正弦波以外の振動)の任意の混合信号に変調信号50を乗算することもできる。] [0062] 図13に示した測定信号24の輪郭形状から明らかであるように、時間遅延を有する非線形、半波の音刺激によって、病的に同期したニューロン活動が大幅に抑制される。しかしながら、この刺激が作用するメカニズムは、例えば図10に示した刺激方法の動作モードとは異なる。図13に示した刺激では、それぞれ刺激されたサブ集団におけるニューロン活動の位相がリセットされるのではなく、病的に活性化するニューロン集団における同期が、同期の飽和プロセスを制御することによって抑制される。] 図10 図13 [0063] 以下では、測定ユニット20によって得られる測定信号24を刺激ユニット11における作動信号として使用する前に、この信号に非線形処理を行う方法について、例を参照しながら説明する。] [0064] 最初の段階の作動信号S(t)の等式は、以下である。] [0065] ] [0066] この式において、X(t)は、例えば神経系の測定信号24に対応させることができる。考慮する周波数は、およそ10Hz=1/100ms=1/Tαであるため、虚部Y(t)は、X(t−τα)によって近似することができ、例えばτα=Tα/4である。結果として、以下の式となる。] [0067] 等式(3)は、次のように書き直すことができる。] [0068] 等式(4)の実部を、刺激ユニット11における作動信号として使用する。] [0069] フィードバックされ、必要な場合にはさらなる処理を行った測定信号24を使用することにより、聴覚野を複数の異なる部位において標的方式で刺激することができる。上述した4つの異なる周波数f1〜f4の場合には、必要に応じてさらなる処理を行った測定信号24に、適切な時間遅延を組み入れて、周波数f1〜f4を乗算する。非局所的に大きな領域が刺激されるようにする場合、周波数f1〜f4の純粋な正弦波振動の代わりに、fjlower〜fjupper(j=1,2,3,4)を境界とする4つの異なる混合周波数を使用する。] [0070] 図14は、このような刺激を例示的に示している。この場合、変調信号51,52,53,54は、帯域通過フィルタリングされた測定信号24から線形処理ステップによって得られ、周波数f1〜f4の振幅はこれらの変調信号によって変調される。制御信号14は、変調された正弦波振動を重ね合わせることによって生成され、この制御信号は音源11によって音刺激信号15に変換される。] 図14 [0071] 以下では、測定信号24から変調信号51〜54を得る方法について、図15Aおよび図15Bを使用して例示的に説明する。変調信号を得るためには、最初に遅延時間τを決めるが、本例においてはτ=Tstim/2として設定されている(別の値(例:τ=Tstim、τ=3Tstim/2)も同様に可能である)。周波数fstim=1/Tstimは、一例として、測定信号24の平均周波数に近い値、例えば1〜30Hzの範囲内、特に、5〜20Hzの範囲内の値とすることができる。変調信号51〜54それぞれに対する特定の遅延時間τ1、τ2、τ3、τ4は、遅延時間τを用いて、例えば以下の等式を使用して計算することができる。] 図15A 図15B [0072] 一例として、変調信号51〜54のそれぞれは、遅延時間τ1、τ2、τ3、τ4だけ遅延させた測定信号24から以下のように得ることができる。] [0073] 等式(7)において、S1(t)、S2(t)、S3(t)、S4(t)は変調信号51〜54を表しており、Z(t)は測定信号24を表している。Kは増幅係数であり、適切に選択することができる。さらには、変調信号S1(t)〜S4(t)の負の値すべて(または特定のしきい値より上または下の値すべて)を、0に設定することができる。] [0074] 図15Aおよび図15Bに示した一変形形態によると、変調信号S1(t)〜S4(t)は時間遅延τ1およびτ2のみから計算されており、変調信号S1(t)およびS2(t)と、変調信号S3(t)およびS4(t)は、それぞれ異なる極性を有する。] 図15A 図15B [0075] ] [0076] ] [0077] ] [0078] 図15Aおよび図15Bにおいては、図を明確にする目的で、変調信号S1(t)およびS3(t)は値0.5だけ上に移動しており、変調信号S2(t)およびS4(t)は値0.5だけ下に移動している。] 図15A 図15B [0079] 図15Bに示したように、変調信号S1(t)〜S4(t)の負の値すべて(または特定のしきい値より上または下の値すべて)を、0に設定することができる。図14に示した変調信号51〜54の生成は、図15Aおよび図15Bに示した変調信号S1(t)〜S4(t)の生成に対応している。] 図14 図15A 図15B
权利要求:
請求項1 装置(100;400)であって、−音刺激信号(15)を生成する刺激ユニット(11)であって、前記音刺激信号(15)が患者の耳を通じて取り込まれた場合に、ニューロン集団による、病的に同期した振動性のニューロン活動が前記音刺激信号(15)によって刺激される、前記刺激ユニット(11)、を備えており、−前記音刺激信号(15)が少なくとも第1の周波数および第2の周波数を有し、−前記第1の周波数によって、刺激された前記ニューロン集団の第1のサブ集団における前記ニューロン活動の位相がリセットされ、−前記第2の周波数によって、刺激された前記ニューロン集団の第2のサブ集団における前記ニューロン活動の位相がリセットされる、装置(100;400)。 請求項2 前記音刺激信号(15)によって、刺激された前記ニューロン集団の脱同期がもたらされる、請求項1に記載の装置(100;400)。 請求項3 刺激される前記ニューロン集団が聴覚野内に位置している、請求項1または請求項2に記載の装置(100;400)。 請求項4 前記第1のサブ集団における前記ニューロン活動の前記位相と、前記第2のサブ集団における前記ニューロン活動の前記位相とが、異なるタイミングでリセットされる、請求項1から請求項3のいずれかに記載の装置(100;400)。 請求項5 前記音刺激信号(15)において、前記第1の周波数が、前記第2の周波数に対する時間オフセットの後に現れる、請求項1から請求項4のいずれかに記載の装置(100;400)。 請求項6 前記音刺激信号(15)が、第1の周波数範囲からの第1の混合周波数と、第2の周波数範囲からの第2の混合周波数とを有し、前記第1の周波数が前記第1の混合周波数の中に存在しており、前記第2の周波数が前記第2の混合周波数の中に存在している、請求項1から請求項5のいずれかに記載の装置(100;400)。 請求項7 前記音刺激信号(15)が、周波数の異なる複数の振動の合成である、請求項1から請求項6のいずれかに記載の装置(100;400)。 請求項8 前記振動が線形または非線形に合成される、請求項7に記載の装置(100;400)。 請求項9 前記振動が、時間オフセットを有するように合成される、請求項7または請求項8に記載の装置(100;400)。 請求項10 前記音刺激信号(15)がN個の周波数または混合周波数から構成されており、前記N個の周波数または混合周波数が、時間オフセットを有するように合成され、連続する2つの周波数または混合周波数の間の前記時間オフセットが、平均して1/(fstim×N)であり、fstimが1〜30Hzの範囲内の周波数である、請求項1から請求項9のいずれかに記載の装置(100;400)。 請求項11 前記周波数fstimが、基本的に、刺激される前記ニューロン集団の病的に同期した振動性の前記ニューロン活動の平均周波数である、請求項10に記載の装置(100;400)。 請求項12 前記刺激ユニット(11)を作動させる制御ユニット(10)、を備えている、請求項1から請求項11のいずれかに記載の装置(100;400)。 請求項13 前記患者において測定される測定信号(24)を記録する測定ユニット(23)、を備えている、請求項1から請求項12のいずれかに記載の装置(400)。 請求項14 前記測定信号(24)が、前記聴覚野または聴覚野に結合されている領域における前記ニューロン活動を表している、請求項13に記載の装置(400)。 請求項15 前記刺激ユニット(11)が前記測定信号(24)を前記音刺激信号(15)に変換するように、前記制御ユニット(10)が前記測定信号(24)によって前記刺激ユニット(11)を作動させる、請求項13または請求項14に記載の装置(400)。 請求項16 前記制御ユニット(11)が、前記測定信号(24)を線形または非線形に処理し、処理された前記測定信号(24)を前記刺激ユニット(11)の入力に供給する、請求項13から請求項15のいずれかに記載の装置(400)。 請求項17 前記音刺激信号(15)を発生させるため、前記制御ユニット(10)が、前記測定信号(24)または処理された前記測定信号(24)によって前記振動の振幅を変調する、請求項15または請求項16に記載の装置(400)。 請求項18 前記測定信号(24)または処理された前記測定信号(24)の一部のみが、前記振幅の変調に使用される、請求項17に記載の装置(400)。 請求項19 前記刺激ユニット(11)が前記音刺激信号(15)を生成するかを、前記制御ユニット(10)が前記測定信号(24)の関数として決定する、請求項13から請求項18のいずれかに記載の装置(400)。 請求項20 −少なくとも第1の周波数および第2の周波数を有する音刺激信号を生成し、−前記音刺激信号が、患者の耳を通じて取り込まれ、病的に同期した振動性のニューロン活動を有するニューロン集団を刺激し、−前記第1の周波数によって、刺激された前記ニューロン集団の第1のサブ集団における前記ニューロン活動の位相のリセットがもたらされ、−前記第2の周波数によって、刺激された前記ニューロン集団の第2のサブ集団における前記ニューロン活動の位相のリセットがもたらされる、方法。 請求項21 −音刺激信号(15)を生成する刺激ユニット(11)と、−患者において測定信号(24)を記録する測定ユニット(23)であって、前記測定信号が、前記患者の聴覚野または聴覚野に結合されている領域におけるニューロン活動を表している、前記測定ユニット(23)と、−前記刺激ユニット(11)が前記測定信号(24)を前記音刺激信号(15)に変換するように、前記刺激ユニット(11)を前記測定信号(24)によって作動させる制御ユニット(10)と、を備えている、装置(400)。 請求項22 前記制御ユニット(11)が、前記測定信号(24)を線形または非線形に処理し、処理された前記測定信号(24)を前記刺激ユニット(11)の入力に供給する、請求項21に記載の装置(400)。 請求項23 前記音刺激信号(15)を発生させるため、前記制御ユニット(10)が、前記測定信号(24)または処理された前記測定信号(24)によって振動の振幅を変調する、請求項21または請求項22に記載の装置(400)。 請求項24 前記測定信号(24)または処理された前記測定信号(24)のうち、設定されたしきい値より上または下である部分のみが、前記振幅の変調に使用される、請求項23に記載の装置(400)。 請求項25 −患者において測定信号を測定するステップであって、前記測定信号が、聴覚野または聴覚野に結合されている領域におけるニューロン活動を表している、前記ステップと、−前記測定信号を音刺激信号に変換するステップと、−前記音刺激信号を前記患者の中に取り込むステップと、を含んでいる、方法。
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